推しにフラれました

2018年1月16日12時。
FCから「大切なお知らせ」ってメールがきた。
ちょうどファンマナーでゴタゴタしていたから、その事だろうと何も考えずURLをタップした。
頭が真っ白になった。
超特急からコーイチが脱退するってさ

私の推しが、大好きな推しが、大好きなグループを辞めてしまうらしい

発表から数日たったけど、未だに悪い夢を見ているんじゃないかな？と思っている。
昨夜とうとう本人からコメントが出たけれど、全然実感できない。
っていうか本人も「実感してない」って言うくらいだからヲタクはもっと無理

コーイチさんが超特急からいなくなる理由は私にはよくわからないし、今はわかりたくもない。
お疲れさま、これからも応援するねって笑えるほど強くもない。
でもコーイチさんのこれまでの言動から憶測するのも違う気がするから、ここには私の気持ちだけ書く。

不思議と後悔はしてない。もっとああしておけばよかったって気持ちは。
たぶん2017年は思い切り楽しんだからだろう。
全ての現場は行けなかったけど、時間とお金の許す限り、ちょっと無理してでも飛び回った。
いろんなところに行った。沢山の人に出会った。
楽しかったことばかり思い出される。
全部超特急のコーイチさんを好きになったからだよ。
楽しかった。幸せだった。
年末年始のツアーを終えて、2018年はもっと楽しいだろうなぁと思っていたよ。
東京ドームの真ん中で歌うコーイチさんはきっとすぐに見れると思ってた。

でももう見られないんだね。

不思議と今は気持ちは凪いでいる。
たぶん考えることを止めてしまったんだろう。
傷口はまだ癒えないままそこにあって、何度もほじくりかえすと思う。
癒えなくていいと思っている。
悲しむ自由が私たちコーイチ推しにはあるよ。
責めたりしないから、しばらくは悲しませてください。

そう、私は超特急のコーイチさんにフラれました。
失恋したんだから思い切り泣いてもいいよね。

彼だけが男じゃないって？？？
ふざけんな
コーイチさんの代わりはいないよ。きっといつまでもこの時を思い出して泣くよ。
大好きだった 今でも大好きだ

これから超特急を応援できるかどうかはわからないけど、私はコーイチさんを好きになる前に超特急ってグループが好きだった。
だからツアーは行ってみよう。シングルも買おう。
何色のペンライトを振ればいいのかわからないけど。
楽しみにしています。

ねぇコーイチさん、君は若い。
自分の人生思い切り好きに生きてよ。
君に振り回された三年弱、目眩がするほど幸せだったよ。
大好きだよ。
どうか幸せでいてください。

FlowBackに気付いてほしい

世の中にボーイズグループは星の数ほどある。私は軽率DDだから（いつの間にか推しが８人になってた）みんな魅力的だなと思うけど、今声を大にして言いたい。

FlowBackはいいぞ

・FlowBackとは

2013年結成。MASAHARU、TATSUKI、MARK、REIJI、JUDAIからなる5人組ダンス＆ボーカルグループ。2014年開催の国内最大規模オーディション「LINE オーディション」応募者125,094組の中からファイナリスト8組に選出され注目を集める。（公式HPより引用）

 ざっくりメンバー紹介

MASAHARU

・作詞・作曲担当

・メンバーも認める楽曲の要となる歌声の最年長（なのにいじられがち）（しゅきぴ）

TATSUKI

・振付・ライブ構成担当

・ハスキーで甘い歌声と信頼と実績のダンスを備えたリアコ製造機

MARK

・作詞・スタイリング担当

・可憐なビジュアルと力強い歌声のギャップにビビる

REIJI

・グッズデザイン担当

・めっちゃしゃべる

JUDAI

・ラップ担当

・見た目を裏切らないクソ生意気なカリスマ。でろでろに甘やかしたい最年少。

主観と私情だけのメンバー紹介だから、異論は認めます！！！！

とりあえずお顔はそれぞれタイプの違う美しさだぞ！！！眼福！！！！

個人的ふろばのここがいいぞ！！！！

・パフォーマンスの完成度が高い

五人全員マイクを持ってパフォーマンスするんですが、皆さん歌も踊りも上手い。

どんな会場でも一気に自分たちの空気に持っていける力強さがあります……

でっかいハコで踊るフロバが見たい…

ユニゾンもハモりも綺麗なのに歌声はそれぞれ個性的なんですよ……聞き分けが楽しいやつですよ……

ダンスもそれぞれの色があって繊細なまさはるくんにセンスの塊じゅだいちゃん、力強いれいじくんに可憐なまーくたん、そして優雅なたつきさん、と目がいくつあっても足りないです。

・徹底したプロデュース

作詞作曲を自分たちでやるグループは沢山あるけど、振り付けやビジュアル、グッズまでセルフプロデュースするのは珍しいんじゃないでしょうか。

FlowBackという世界観がぶれないところが彼らの強みじゃないかなと思います。

れいじくんデザインのグッズはどれもオシャレでカワイイから嬉しいです。

うっすーーーーーい内容になったけど、とにもかくにもライブを見てください！！！！

リリイベ期間は特典会(だいたい握手とサイン会)もやってます！！！

見た目はイケイケの怖いにーちゃん達だけど、喪女にもめちゃくちゃ優しいです！！！

来年の１月から5都市を回るワンマンツアーもやります！！！

ファイナルはZepp東京です！！！！

力尽きたのでこのへんで失礼します。

お付き合いいただきありがとうございました！！！

れいじくんしゅきぴ！！！！！

ジャニヲタに伝えたい、超特急のここがすごいぞ(前編)

超特急が好きです。ここ一年くらいののめり込み具合が自覚できるくらいひどい。

(トリキで一人でせせり食べながら書いてます)

超特急はスターダストプロモーションのダンスボーカルユニット。史上初のメインダンサーバックボーカルユニットだそうな。
メンバー7人はそれぞれ号車(生年月日順)、イメージカラー、担当が割り振られてます。
1号車 コーイチ 黒 お父さん担当
2号車 カイ 青 神秘担当
3号車 リョウガ 紫 ガリガリ担当
4号車 タクヤ 緑 筋肉担当
5号車 ユーキ 赤 ドジっ子担当
6号車 ユースケ 黄 元気担当
7号車 タカシ 純白 末っ子担当

前置きはさておき、最近超特急にハマってびっくりしたよ～ってことを以下つらつら書いてます。
完全に主観なので反論は受け入れます。

ちなみに私は関ジャニ∞の渋谷さん担当でHey!Say!JUMPの岡本圭人さんとジャニーズwestの中間淳大さんのファンです。

ではでは
超特急のここがすごいよ
①お顔がかわいい
「お顔がかわいい」正直これだけで推すに足る理由になる。かわいいは正義。イケメンは憲法。
すっぴんのおっさんに慣れた目にはちょっと濃いめのお化粧すら可愛らしく映る。しかもみんなタイプの違うイケメンなんですよ…
画像の貼り方がわからないからググってほしいんですが、6号車ユースケや7号車タカシのような正統派イケメンもいれば、4号車タクヤのようなかわいらしいお顔もいます。私はコーイチくんのお顔が好きです！！コーイチくんのお顔が好きです！！！

②ネットに画像がupされる
ジャニーズとの一番の違いだと思うんですが、公式Twitterや公式Instagramにタレントの画像がupされるんですよ…
ライブ前後のリアルタイムなお姿がネットの海に放出されるんですよ……しかも課金してないのに……お願いだからお金払わせてください…
このご時世に頑なにネットを拒むジャニーズも微笑ましいけど、リアルタイムの力って大きいなぁと衝撃を受けました。

③タレントがSNSをしている
メンバーのカイ、ユーキ、タクヤ、タカシがInstagramをしているんですよ……
本人が撮った、もしくは本人が映った画像が普通に見れるんですよ……課金させてください…
しかもアカウント名が○○officialとかじゃないから、男の子のプライベートをこっそり覗いてるみたいでドキドキする……
メンバー全員がやってないところもツボ。コーイチくんがInstagram始めたら隅田川に身を投げる。

④PVがYouTubeに公式にupされてる
PVってお金を出してはじめて見るものだと思ってた……無料で見れるの罪悪感あるからお願いだからお金払わry
ちょっと気になって検索したら高画質のPVが見れるのは、うれしいですねぇ
ただPVはディスクで欲しいからBlu-rayで発売してください…

⑤サインが簡単に手に入る
超特急の皆さんは人生のどれくらいをサインする費やしてるのか心配になるくらいサイン書いてますよね？？
CDなんかを買った特典で貰えるポスターや後述の生写真、先日のアリーナライブでは観客全員分(一万人超え)などなど…こんなに気軽に貰えるの？ってくらい。もちろんランダムなんだけど、諭吉さん数人出動すれば難なく集まるくらいの確率ってヤバくないですか…？
自担の生サインよりコーイチくんのサインみた回数が多い…
彼らの腱鞘炎を本気で心配しています。

釜めしが炊き終わりそうなので、とりあえずこの辺で。続く！！(かもしれない)

ジャニーズバトンに便乗してみました。

タイトルの通り、Twitterで見かけたジャニーズヲタクの自己紹介バトンに便乗してみました。 

 もともとのブログが見つからず、リンクは貼っていませんが、ぜひぜひ皆さんの自己紹介も見たいなー(野次馬)と思います。

【名前】田西バル

【今の担当は？(複数可)】
名前：渋谷すばる
好きなところ：好きな…と…ころ…… いわゆる恋愛対象としての好みとは真逆になるんですが…

何一つわからない理解出来ないからこそ、惹かれるのでしょうね。
担当になったきっかけ：はじめて渋谷さんを認識したのはいつだかの帰れま10で泣いてる姿の可愛らしさに心奪われたときでした。それ以降は、ジャニーズはよく知らないけど、関ジャニなら渋谷すばるがいいなーくらいでした。

10代最後の夏、(何がきっかけか全く覚えていないが)8estのライブDVD(初回限定盤)を購入し、衝撃を受けた。毎晩毎晩朝日が昇るまで「関ジャニ∞」で検索しDVDをかき集めては繰り返しみていました。そうこうするうちに、ツアーのお知らせもあったのだけど、ファンクラブに入るには誰か一人を選ばなきゃいけないと知ったジャニヲタドシロートだったため、誰も選べず見送りました…

でも結局渋谷さんを担当に決めました。きっかけはカヴァ☆コラでのB'zに見とれたからかなと思っていたけど、はじめて渋谷さんを認識した帰れま10かもしれないし、はじめて生でみた十祭かもしれない。……まぁよくわからないまま渋谷担になりました。

【いつからジャニヲタ？(きっかけも是非)】

上記参照。(ズボラ)

【担当遍歴】

渋谷すばるさん→渋谷さん担当(推し:圭人さん、コーイチ、愛華さん、淳大さん)

【好きなシンメorコンビ(への思いも是非)】

松原.が好きです。見てるこっちが恥ずかしくなるくらいの身内感。見てはいけないんじゃないかとハラハラ摺るんだけどね…。

信五さんの楽しそうなお顔が見れると胸が苦しいんです。

【１番心に残ってる現場】

現場じゃないとは思うんだけど、終電逃した湘南で観た味園ユニバースは忘れられない。そのときで５回目の鑑賞だったのだけれど、いちばんポチ男に寄り添えた回だったと思う。

【初めて行った現場】

イフオア6

担当が決めれずにツアーを見送った私が、倍率も知らずに申し込んだイフオア…

はじめて生で見るジャニーズは女装していました……

【最近行った現場】

DEAR.福岡公演

エイトさんのリサイタル翌日に行くという浮気お嬢さんスケジュール…

【次行く現場】

DEAR.横アリ

【記憶に残ってるファンサ】

ファンサなんて光くんにしてもらった一度きりだよ…

でも、誕生日に入ったコンサートで、唐突にHAPPYBIRTHDAYと言ってくれた圭人には、幸せになってくれなきゃ呪うって思った。

【好きな曲TOP3(理由もあればどうぞ！)】

【好きな振り付けTOP3(好きポイントも…！)】

……ちゃんと踊りをみてないな……(自担が踊らなi…)

渇いた花のそれぞれの色気の違いと、一秒kissの安田さんのステップが好きです。

READYの有岡さんの感情が伝わるような手足の使い方も。

【自分がＪｒになれたらバックにつきたい曲(複数可)】

関ジャニ∞がバックにJr.をつけてた時代をリアルタイムで知らないからな…

あっ、Hurry up!(Hey!Say!JUMP)の布バサバサするJr.になりたいです。

【１番好きなペンライト】

持ってないけど、レンジャーヘルメットのペンラは可愛いと思います。

あと、堂本剛さんのTU FUNKツアーのペンラはコンパクトでスタイリッシュで好き。かさばらないし。

【１番好きな衣装】

Fight for the Eightと涙の答えが好きです。

渋谷さんはアイメイクばっちりでもナチュラルでも輝きますよね。あと信五さんが爆イケです。

【よく買う雑誌】

雑誌はあまり買わないようにしてますが、an・anとROLAに載れば必ず買いますね。

【この映像は見て欲しい！というオススメ】

とりあえず折紙コン(Hey!Say!JUMP/JUMP WORLD2012)のHurry up!を観てください。

目と目が合ったらもう 君は恋に落ちてる…

【ジャニヲタになる前の趣味は？】

幼少期から本ばかり読んでいました。

【最近気になっている子】

岸優太くんのお顔がドンピシャなんですけど、博多座のジャニワに行くべきでしょうか…？

【最後に一言！】

クソＤＤが加速しつつありますが、楽しく生きてます！

愛が足りないのか

私は渋谷すばるさんを担当としてジャニヲタを趣味にしている。その渋谷すばるさんのソロライブツアー「歌」の抽選結果発表が今日おこなわれた。

去年に引き継ぎ２度目のソロツアーである。去年のライブはそりゃあもうすばらしかった。だから今年のライブも行きたい、そう思ったのは私だけじゃなかったはずだ。

で、結果が来たわけですが、

落選しました！！！！！！！！

正直当たると確信してた！！根拠はない！敢えて言うなら前回のツアーは渋谷名義優先されてたから！！！！

祈ったって結果は変わらないのに念じながらスマホの画面を開いた。信じる神様はいないので(渋谷教には入信してるけど)何に対して祈ってるのかもわからずに。

脳内で何度もシミュレーションした「当選」の文字はなかった。結果がわかったら、それとなくツイートする予定だったのに。外れちゃった人(想定では自分ではない)を出来るだけ傷付けないような言葉を選んで。

何回もマイページにログインしたけど(今回の申込みはすべてマイページ上で管理できる)結果は変わらない。当たり前だ。

あんまりショックだと涙も出ないのかとちょっと笑えてきた。電車の中で突然笑いだす女はちょっと怖かったかもしれない。ごめんね隣のお姉さん…

さぞかし落選祭りなのだろう(下世話)とＴＬを開くと、申し込んだ大半(体感として7割)が当選している。渋谷担が多いかと思ったが、前回のツアーと比べて、そうでない方も多くいた。もちろん申込み方法の違いや去年の評判を受けての倍率の違いはあるのだろうけど。

って何でここまでこんなどうでもいいこと書いてるのかな！！！？(唐突)

悔しいんだよ！とにかく悔しい！抽選だから運次第って頭じゃわかってるけど原因探しちゃうよ。やっぱりライブでうちわを持たなかったから？購入したソロシングルの枚数が少なかった？最近若い子にばっかり騒いじゃってるから？なんで？なんで？？なんで？？？

この申込みのチャンスは一回きりで、もうチケットを探す余地はない。

だからツアーが終わるまで、あるいは終わってからも私はずっと悔しいんだろう。

自分でもびっくりするくらい悲しくて、こんな悲しい思いをするくらいなら担降りしようかなと魔が差した。

……でもさぁ！！！！降り先が見つからないの！！！渋谷さん以上に素敵な人を知らないんだよ！！！！私にとってのアイドルは渋谷さん唯一人なんだよ！！

ああーーーーーでも悔しい！めっちゃ行きたかった！！！

それでも渋谷すばるさんは世界で一番素敵なアイドルなんだよな……

以上！！愚痴でした！！！！

堂本剛さんに出会った。

 ライブがあると知ったのはその日の朝、関西国際空港に到着しバスで移動している最中だった。就職活動のために大阪を訪れ、夜は味園でも行こうかな(この時点でまじめに就活する気がない)とぼんやりしながらツイッターを眺めていると、どうやら今日大阪でライブがあるらしいと知った。堂本剛さんのソロツアー"TU FUNK TOUR"だ。開演時間は7時、間に合うではないか。これは運命だ、行くしかない。運のいいことにご縁があり、チケットを譲ってくださることになった。(本当にありがとうございます) 

 面接もウキウキでこなした。

  スーツ姿のまま(思ったより浮かなかった)ペンライトを握りしめ会場に入った。

「やばいところに来てしまった」そう思った。ホールの真ん中で異様な存在感を放つでっかい水晶があった。す、スピリチュアルだ… 事前知識も全くない中で楽しめるのか不安になった。

 で、始まってみると(お察しの通り)楽しかった。めちゃくっちゃ楽しかった。

 まず驚いたのが音が厚い。ドラム2台にコーラス4人、様々な管楽器に何本あるねんというギター。壮観でした。剛さん本人が「うるさいでしょ」と揶揄していたように、ものすごい音量だった。ボーカルがかき消されるのではというくらいの音たちは、まさに濁流のように押し寄せてきた。音に溺れそうだと初めて感じた。剛さんのボーカルは、その濁流の中で一つのピースとして機能していた。主役というより一つの楽器として流れを作っていた。

 タイトルも歌詞も曲の終わりもわからなかったけれど、大きな流れに身を任せるのは心地よかった。

 MCの面白さはさすがKinkiにーさんといった感じだった。水晶の音響効果についても説明してくれたので、スピリチュアル目的じゃなかったんだね…と安心した。(いや、だまされないぞ…)

 それまで私はノリノリだったのだけれど、終盤バラードが始まって動けなくなってしまった。funk musicのときは楽器みたいだった剛さんが急に意思を持った人間になったように見えたからだ。Funkの濁流とはまた違った流れが会場を巡っていた。ホールの中央で歌う剛さんは同じ人間とは思えないくらい神々しくて、ひとつの世界の中心をのぞき込んでいる気がした。理由のわからない涙が止まらなかった。

  三時間を超えるライブはあっという間で夢のようだった。

 本当に申し訳ないことに一曲もタイトルがわからなかったのだが(勉強します)、全く気にならないくらい楽しかった。音楽って楽しいんだと純粋に感じた時間だったと思う。

 ちなみに関ジャニ∞以外のジャニーズのパフォーマンスを見るのは初めてだったのだが、客層も演出も全く違って興味深かった。グッズのおしゃれさはぜひ取り入れてほしい(私情)。

ブルームーン

5月22日大阪森ノ宮ピロティホールで横山裕さん主演舞台「ブルームーン」を観劇した。横山さんの人気や信頼を表すかのようにファンクラブでも一般発売でもチケットはなかなか取れず、今回も優しい方に譲っていただいた。本当に感謝しています。

 ブルームーンはざっくり言うと青年がタイムスリップする話だ(ホントにざっくりしていて申し訳ない)。恋愛ものという情報だけ仕入れて森ノ宮へ向かった。(ちなみに会社説明会を二つ終えた後だ)

 主人公のユタカはちょっとだけ癇癪もちで子供っぽい。横山さんがテレビで演出する(しているように見える)「関ジャニの横山」に似ているなと感じた。めんどくさいし言葉も荒っぽいし、そのくせ自信がない。なんでルミはこんな男と付き合っているのだろうと不思議で仕方なかった。

 ユタカの恋人のルミは輝いて見えた。(この時点でユタカの目線でストーリーを見ていたのだろう)   好きな仕事に就いてきらきらしていて美しい。

 でも物語が進むにつれて二人の印象は変化していった。癇癪もちで自信がないように見えたユタカは繊細で優しい青年だった。仕事に奔走するルミはちょっと疲れちゃっていて気持ちが揺らぐことがあった。私はだんだんユタカの目線から離れてきていた。

 このお話に登場する人物はみんな、ちょっと残念なところがあるけれど一生懸命だ。私はそんなみんなが好きになった。むしろちょっと残念なところが愛おしい。短所ってチャームポイントよね。

 最初はユタカを「いけ好かないやつだな」と思っていたはずなのに、後半はほぼ泣いていた気がする。ラストは完全にルミの目線になっていた。

 ブルームーンは素敵なお話だ。私は演劇には詳しくないから印象だけの話になってしまうが。

 観客(私)が味わうハラハラも悲しみもときめきも、全部等身大だったからではないかなと思う。どの人物にも感情移入できたのは、どこかしら自分と似ているところがあったからだろうか。ユタカの自分を卑下しちゃう気持ちも、ケイトの頭では理解しているけど認めたくない気持ちもわかる、わかるよ。

 ブルームーンは素敵な舞台だ。横山さんが出演したからこそ出会えたお話である。そのことがとてもうれしい。

  最後にいっしょに観たかったなという人の顔が浮かんだ。それまで含めてブルームーンの思い出にしようと思う。